解像度とサイズの違う2つのディスプレイをどうにかしていい感じに使いたい。
OS: Ubuntu 18.04 LTS display:
Dell 24inch FullHD 1920x1200(16:10)
BenQ 27inch WQHD 2560x1440(16:9)
「エックス・アール・アンド・アール」と読むらしい。 X Window Systemを再起動せずに解像度の変更・画面の回転・表示モニタの切り替え・マルチモニタの設定をするライブラリとコマンド。
> xrandr
でディスプレイの情報を得られる。
Screen 0: minimum 8 x 8, current 4480 x 1440, maximum 32767 x 32767
DVI-D-0 connected 1920x1200+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 518mm x 324mm
1920x1200 59.95*+
1920x1080 60.00
1680x1050 59.95
1600x1200 60.00
1280x1024 60.02
1280x960 60.00
1024x768 60.00
800x600 60.32
640x480 59.94
HDMI-0 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
DP-0 connected primary 2560x1440+1920+0 (normal left inverted right x axis y axis) 597mm x 336mm
2560x1440 59.95*+
1920x1080 60.00 59.94 50.00
1680x1050 59.95
1600x900 60.00
1280x1024 75.02 60.02
1280x800 59.81
1280x720 60.00 59.94 50.00
1024x768 75.03 60.00
800x600 75.00 60.32
720x576 50.00
720x480 59.94
640x480 75.00 59.94 59.93
DP-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
DP-2 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
DP-3 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
DP-4 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
DP-5 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
こんな。
DVI-D-0
や DP-0
は接続端子
connected
/disconnected
はその端子の接続有無
primary
/ はプライマリか、否か
1920x1200+0+0
や 2560x1400+1920+0
は解像度+x方向の位置+y方向の位置
518mm x 324mm
や 597mm x 336mm
は実際のディスプレイサイズ
実際のサイズ
解像度
方法としては2つある。
WQHDのディスプレイのスケールを小さくする。
FullHDのディスプレイのスケールを大きくする。
WQHDディスプレイの解像度を約0.864倍、またはFullHDディスプレイの解像度を約1.157倍すれば良いことが分かる。
WQHDのディスプレイのスケールを小さくし、全体の文字サイズを小さくする
xrandr --output DVI-D-0 --scale 1x1 --panning 1920x1200+0+0 --output DP-0 --scale 0.864x0.864 --pos 1920x0
gsettings set org.gnome.desktop.interface text-scaling-factor 0.864
WQHDのディスプレイのスケールを小さくすると、そのディスプレイでは表示が拡大され、文字が非常に大きくなる。 それを修正するために、Universal Access機能を有効にしている。(二行目のコマンド)
FullHDのディスプレイのスケールを大きくし、全体の文字サイズを大きくする
xrandr --output DVI-D-0 --scale 1.157x1.157 --pos 0x0 --output DP-0 --scale 1x1 --panning 2560x1440+2221+0
gsettings set org.gnome.desktop.interface text-scaling-factor 1.157
FullHDのディスプレイのスケールを小さくすると、そのディスプレイでは表示が縮小され、文字が非常に小さくなる。 それを修正するために、Universal Access機能を有効にしている。
2つとも試してみて後者を採用することにした。 無理に解像度を変更しているのでどちらにせよ滲んでしまうのだが、WQHDのディスプレイをメインで使うつもりなのでFullHDの方を犠牲にした。 (シャープに表示することも出来るかもしれないが見つけられなかった)
マウスポインタの移動やウィンドウの移動で気持ち悪い思いをしなくて良くなったが、滲みが気になってしまって仕方がない。
慣れなのかもしれないが、これに慣れるくらいならマウスポインタ移動時の気持ち悪さに慣れるほうが良い気がしてくる。